僕は弾丸を2発込めた | 泣くなぐ | クラクラ

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村くんは今年19歳。
下の名前は格好悪くて誰にも教えたくない。

弾丸丸。

なんだこのおじゃる丸みたいなネーミングセンス。
だからいつもみんなには木村くんと呼んでもらってる。
彼女は居ない。

同い年の女の子なんて会話レベルが低すぎて自分には合わない。
そう言い聞かせてきた19年間だが本当は死ぬまで経験できなかったらどうしようと本気で悩んでいる。

 

「道程すら守れない男に、なにが守れますか!」が口癖なのだが、陰で皆に

「不発弾」とバカにされているのを知っている。

 

僕は不発弾じゃない!!
まだ装填していないだけだ!!

日、電車で好みの女性を見つけた。
歳は少し上の23歳くらいかな。

スマホを横にして何かのゲームをやっている。
遠目に覗くとクラクラではないか。

僕は弾丸丸!クラクラTwitter界ではちょっとした有名人だ。 (※道程で)

 

僕が弾丸丸と分かればきっと彼女も感心する!

 

しかし、哀れ不発弾そんな勇気もスキルもあるはずが無い。
そして爆弾処理班はここには居ない。

 

悔しい─
悔しい。
僕は不発弾じゃない!

僕は不発弾じゃないんだ!

 

悔しさが頂点に達した時、木村くんの “わるい癖” がにょきにょきと出てきた。

 

 

‥いける!

 

こんなに熱中しているんだ。
少し触ったくらいでは気づかれまい。

木村くんはそのゴールドフィンガーをそっと彼女の臀部にlock-on。

の刹那、木村くんは何か変だと気付く。

天性の痴漢としての勘が訓える─

「こいつは臭い!他の痴漢の匂いがぷんぷんするぜ」

横を見ると、彼女の後ろにどう見ても怪しい40代のおっさんが息を荒くしている。

木村くんは男の腕をキッとつかんで絞り上げた。

 

「おっさんいい歳して痴漢なんてカッコ悪いよ」

 

に弾丸は装填された。

この恋の弾丸は良子のハートを射抜くことができるのか。

哲夫と、良子と木村くんのストーリーは今始まったばかりである。

QuwrofQuwrof

Quwrof

右投げ右打ちのサイドスロー中継ぎ投手。

座右の銘は「人のにぎったオニギリは味わわない」
とにかく早々に口腔を通過することに専念する。

クリプロのコンダクターでいて、LinkJPクラングループのリーダー。

特技は、活きたイカを殺すこと。
2本の指で確実に仕留める、イカ最大にして最強の敵。

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  1. 2015.01.01

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