馬鹿に救われた男の話

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おはようございます!

あっちゃん( @AcidmanTener)です!

ただいまクラクラ界隈では馬鹿が馬鹿にされ馬鹿騒ぎなわけですが、その流れに便乗し、いつもながら自分語りをしようとブログを開きました

本当にヤベー時、馬鹿どもに救われた男の話です

 

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筆者がハタチくらいの時、同じダンスグループに所属している女の子とお付き合いをしてました

 

3つ歳下のJK!ピッチピチ!ウッヒヒョwww

 

なんの問題もなく交際はつづき、2年目に突入

趣味や考えかたも合いますし、もうこの子でゴールでいっかなーと思えるくらいに好きでした

ですが、彼女が大学生になり二人の関係が少しずつ悪化。原因は彼女の大学生活

医療系の専門学校にすすんだ彼女「覚えることが多い」「授業についていけない」「自分の時間が作れない」「人間関係がうまくいかない」とにかく多忙。そして、あたらしい環境や人間関係にストレスを感じているようでした

些細なことで異常なまでに怒るようになり、彼女の家に差し入れを持っていったときなんか「いまは抹茶オレの気分じゃない!」とマキシムの抹茶オレを顔面にクリーンヒットさせられたり、「プリンは焼きプリンしか認めない!」とスプーンでプリンの開け口をブチュったり、とてもバイオレンスなあんちくしょうへと変貌していました

しかし、そこはブレンディな筆者。こいつ今めんどくせぇなと感じたらそそくさと帰り、頭に血がのぼってるときはできるだけ近づかないようにしてました。もうなに言ってもムダだったので…

ただ、当時別れるという選択肢はなく、余裕ができれば元に戻るだろーくらいに考えてました

 

甘かったです

 

夏に突入してもいまだヒステリックは治らず。というかむしろ悪化。しびれを切らして何があったんやーと言うと「言ったところで何がわかる!」で一蹴。じゃあもう何も言わんめぇと思い、イライラしてても放置キメると「うちのことなんてどうでも良いんやね!」

もう最高にメンタルがヘラってました

ただですね、こう明らかにヘラってる彼女とずっと一緒にいると慣れてきちゃいまして、というか、俺がそばに居てあげなきゃダメじゃね?というダメンズウォーカーよろしくな考えになってきちゃって。思い返すとうぬぼれクソ野郎でマジクソなんですが

とにかく、暴言吐かれようが、理不尽なことされようが、物なげられようが、酷いことをされればされるほど自分のほうが彼女に依存していってしまったんです

ダンスグループのほうではお互いそんな事が起きているなんてそぶりは全く見せず、今年の振り付けや衣装の良しあしについてメンバーと話あったり、ファミレスで騒いだり、いたって普通でした

この『みんなの前では普通にしてた』せいで後々めんどくさいことになるんですが…

 

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彼女がメンタリストとして順調にDAIGOってきた夏の終わり、いつものように仕事帰りにちょっと差し入れでも持ってくかーと軽い気持ちで彼女宅へと足をはこぶ筆者

で、いつものようにバイオレンス全開の彼女

ただ、今回はちょっと勝手がちがいました

いつもなら物に当たり散らすんですが、そのとき、彼女は筆者に噛みついてきたんです。比喩表現的なアレではなく物理的に。一瞬カプッ!「あんっ!」って感じだったんですが、直後、左の手の甲にブチっというイヤな感触と、遅れて激痛が走りました

「いって!何してんお前!」

とっさに右手で彼女のほおをぶってしまいました。結構なチカラで

飛ばされてベッドの角にぶつかる彼女

やべっと思い「大丈夫?」と声をかけると、しばらくキョトンとした後、スマホを取り出して電話をかけはじめました

「もしもし!?◯◯!?お願い!すぐ来て」

それはダンスグループの女子

いや、呼んでも良いけど俺の手から血が出てるしヤバいのお前じゃんと思いつつ、勝手にしろよと放置

電話がおわった彼女はキッと筆者をにらみ「出て行って」と一言。まぁこんな空気でふたりで居るとかイヤだわな。はい喜んで〜とさっさと支度し、帰路につきました

思い返すとマジで馬鹿す。玄関に残ってすぐ来るであろうメンバーの子に弁明すれば良かったのに

 

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次の日、いつものようにダンスの練習に行くと、女子たちのまるで汚物を見るかのような視線が刺さりました

あー、やっぱそうなるよね。イヤんなるわ。と心の中で思いましたがガン無視。女子バリアに守られるように中心には彼女

彼女の目は周りの女子たちとは違っていて、たくさんの人たちから守られているにも関わらず酷く怯えていました。筆者がどうこうではなく、この守りがいつまで続くのか。筆者に向けられている視線がいつ自分に向けられることになるのか。という恐怖なんだろうというのは見た瞬間にわかりました

だから、自分はこの事を誰にも言わないことを決めました。当時の筆者は間違いなく彼女以上にヘラってました。DAIGOってました。「彼女を守る自分」に酔ってたんだと思いまウィッシュ

ただ、もうこのまま付き合いつづけるのが無理なのは明白だったので、彼女に別れたいことだけをメールで送り、それでおしまいに

彼女は別れることを受けいれ、最後に筆者の手のことを心配する旨をつらつらと。正直、いまさら卑怯なのでやめていただきたかったです。カサブタになってるしすぐ治るよと送り、以後、2年間ほぼ毎日続けていた彼女とのメールはそこで終わりました

自分から別れておいて情けないですが、思った以上に彼女を失ったダメージが大きく、大好きなダンスも周りからの視線で楽しめないし、というか元カノいるし、よく来れるなお前。心の支えが一度に全てなくなってふぬけになってしまった筆者

もうダンスも辞めどきかーと練習に行く回数が日に日に減少

なにもやる気が起きず、大好きな篠崎愛ちゃんを見てもムラりともせず、行きつけのラーメン屋に行っても「あれ?味がしねぇ…」と、自分でもわかるくらいにウツっちゃってました。彼女のウツがウツるんですっつってね。うるさいね。ウィッシュ

とにかく、フッと風が吹けば飛ぶような精神状態でした

 

あの馬鹿どもが来るまでは

 

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練習をサボりがちになって1ヶ月。地元の大きな祭事は秋。時間がない。サボってるヒマなんかない

わかっていてもやる気が起きない

部屋でくさり、プライベートでの外出なんざいつからしてないのかわからなくなってきた頃

奴らが来ました

 

あっちゃんく〜〜〜ん遊びましょ〜〜〜〜〜

 

深夜1時すぎ、いまどき小学生すらやらないような玄関前での大声コール。それはダンスグループでインストラクターをやってるY。そして、メンバーのOでした

こいつらはグループの二期生で、自分より一つ下の後輩たち。ですが一番仲が良く、こいつらが入隊してから4年間。三人でゲームをしたりカラオケに行ったり、親友と呼べる奴らでした

「お前らいま何時やと思ってん、どした?」

BANDのいしこさんに対するpontaさんよろしくな塩対応を見せる筆者

こいつらの耳にも、元カノが女子たちにしたような話は入っているはず。情けないし、誰にも会いたくない。なんとなく来てくれた理由はわかってる。どうせ俺から詳しい事情を聞きたいんだろう

そんな風に考える

彼女を守るガーディアン的なアレを気取る筆者は「なにを聞かれても話す気はない」とおもいながら玄関で対応

ですが、二人の口からでた言葉は想像のななめ下。いや、直滑降でした

 

トトロの森発見したんだけど冒険に行かね?

 

 

 

 

…は?

 

 

 

思わず聞きかえす筆者。ハタチそこらの青年らがなんだって?トトロ?

「この前練習終わりにOと夜景見に行ってさー!で、俺らで新しい夜景スポット探そうやってなってテキトーな山登ってたらさー!」

「めっさトトロ出てきそうな森見つけたんだよ!冒険しに行こうよ!!」

そして、地下道の工事現場に使われるようなスゲェでかい懐中電灯をとりだすYとO。満面の笑み

馬鹿だこの二人…

 

 

 

 

 

「隊長は俺な」

 

 

 

 

 

訂正。馬鹿は三人でした

山は冷える。サッと上着をはおり颯爽とYの軽自動車、ライフに乗り込む筆者

 

「っっっしゃー!!トトロ捕獲じゃぁぁー!!」

「発進じゃぁぁー!!!!」

「煮てやろうか!?焼いてやろうか!?」

 

トトロを捕獲し食すことを目的としたドライブのはじまりでした

トトロの森(仮)に着くまでの1時間にもおよぶ道中の車内は、筆者と元カノの間になにがあったのかの報告……などあるはずもなく。誰が一番メイちゃんのモノマネが上手いか。をひたすら繰りかえす謎のモノマネ大会の会場となっていました。筆者が優勝しました

さんざん笑いたおしながら山々へと突き進んでいくトトロ探検隊。悲鳴のようなエンジン音をあげながら斜面を踏んばり走るYのライフ

木々が頭上をアーチのように囲い込み、星の光さえ拒絶し、いよいよもって異形のアレやまっくろなソレが出てきそうな雰囲気のなかハタチを超えた青年たちのテンションはピークへと達していました

「確かにこれはトトロが出てきてもおかしくない森だ…!」

「だろ?」

誇らしげなY

「で、この先に分かれ道があってさ、この前二人できた時は右に行ったから、今度は左に行ってみようかなって」

「右には何があったん?」

「ただの行き止まりやった」

じゃあ左も行き止まりなんじゃ…という一抹の不安が脳裏をよぎりつつ

「そうか。つまり左にトトロが…」

と、大人なのか子供なのか厨二なのかよくわからない返事をする筆者

 

いざ、左の道へ!!

 

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行き止まりでした!!!!!!!!

もう、なんの変哲もクソもなく

行き止まりでした!!!!!!!!

 

「い…行き止まりやないかーーい!」

運転手のYの後頭部をはたくO

悲壮感たっぷりでポツリポツリと話しだすY

 

「懐中電灯、地味に高かったんだけどな…」

「「………」」

「この懐中電灯…1個につき電池8本も使うんだけどな…」

「「………」」

「8本て…しかも単一…」

「…クッ!」

Yから顔をそらし、思わずふきだすO

「トトロ……」

「もう帰ろ!!帰ろ!!!」

近年まれに見るどうすんだコレ的な空気のなか、トトロ探検隊の冒険は地味すぎる幕を閉じた

 

まさか、ここからが本当の地獄だとは知るよしもなく

 

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とてもじゃないが入れそうにないけもの道。この先行き止まりの立て看板。もう引き返すしかない状況

トトロ探検隊はなんの収穫も得られないまま、帰路につくことに

「また今度あたらしいところ冒険しようぜ」

ポンとYの肩をたたく筆者

うつむくY

「Y、落ち込みすぎやって!帰りにファミレスよろ!おごるけん」

優しくさとすO

「ちがう…」

目を合わせ、首をかしげる筆者とO

「どしたん?」

「何がちがうん?」

ひとつ、大きなため息をついてYがこぼした

 

 

 

 

「ここ、Uターンできん…」

 

 

 

 

ば…馬鹿な!

サッと周りを確認する筆者とO

ヤバい、確かに道幅がめっさせまい

軽自動車でもUターンできるかわからない

急いで車から降りる筆者とO

 

 

 

 

アウトォォオオーーー!!!

 

 

 

 

Uターンできるような道幅ではありませんでした

メイちゃんのモノマネに熱中しすぎて、いったいどこからこんな道幅になったのかわかりませんが、少なくとも目視できる距離はひたすら細道でした

これ、あかんやつや…

さらにYはここで衝撃の事実をはなちます

「この車、姉貴のなんよね…」

姉貴。このワードで顔をまっさおにする筆者とO

実はこの馬鹿三人、全員姉貴がいる

つまり、姉という絶対的存在の恐ろしさを十分すぎるほどに理解しており、よもや姉貴の所有物をキズモノにしようものならどんな未来が待っているのかも知っているのです

車内へともどる筆者とO

「Y、どれだけ時間がかかってもいい」

「必ず無傷でここを突破するんだ」

なやむ息子に声をかけてあげる父親よろしくな包容力でYを包む筆者とO

しかし、Yにその言葉は届かなかった。姉貴に怒られるかも知れないという恐怖に負け、Yにその言葉は届かなかった

「あ…あぁ…」

「どうしたY!」

「Y!?Y!!?」

「あぁあぁぁぁぁぁー!!!」

ライフのギアをバックに切り替え、思いっきりアクセルを踏むY

 

 

「「うおおおおおおお!!!」」

 

 

猛スピードでバックするYの姉貴のライフ

 

 

「あぁぁぁー!トトロォ!トトロ助けてぇぇぇー!!」

「ぁぁぁぁー!!メイちゃぁぁぁぁぁーん!!」

 

 

悲鳴と笑いごえが混じった車は森を抜け、深夜の道をかけていく

ドロドロによごれたYの姉貴のライフ、凹むY、帰りによったファミレス、頼んだチキンドリア3つ

あれ?こんなに美味しかったっけ

トトロは捕まえられなかったけど、なにか大切なものを得ることができた。取りもどすことができた。筆者にとってそんな夜になりました

 

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結局、筆者と元カノの間にあったことは、その後筆者と付き合ったひとにしか話してません。さすがに付きあう人たちにDV疑惑かけられるのはキツい…

まぁ、ダンスグループの人たちはブログ見てないしいっかなーと思って書きました

もちろん、YやOにも話してません

というかそもそもこいつらは聞いてこないですしね

ありがたいです。本当に

その後、Oは県外へと出ていき、Yは大ポカをやらかし地元から村八分にされ姿を消すのですがそれはまた別の機会に

 

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今回の界隈の件、当事者たちと離れたところにも火の粉が飛び、馬鹿だ馬鹿だと言われている人がいますが

馬鹿だからこそ、誰かを救うこともできます

もしかしたらすでに救っているかも知れませんしね。しっとりグミさんの時も思いましたが、ちょっと妬ましい。妬ましいよ。被害者の方たちには申し訳ないですがね…

自分は近づくと臭みを放ってしまうので、ピュアな気持ちで、馬鹿になりきれる誰かが馬鹿してあげるのが一番だとおもいます

こんな距離とやり方しかできんわもう。届くひとだけ届けばいいやもう

ちなみに、噛みついてきた元カノとはその後二回よりを戻しました。で、二回とも破局しました

そりゃそうだ、なにしてん俺

一度破局したらよっぽどのことがない限りうまくいくことはないと学べたので良いですがね。付き合いやすいし別れやすい、まともな交際はムリになります

 

もう馬鹿とおりこして愚かですね

 

以上、今日も実りある日になりますよう

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