リーダーになるという事。組織に不満がある方たちへ

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おはようございます!

あっちゃん( @AcidmanTener)です!

今日はむかし話をします。筆者のリーダー論、組織論の大元になっているエピソードです。「なんかここ合わないなぁ。よっしゃ、これから自分でチームを作ろう!」とお考えの方はぜひ。

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筆者は高校一年、16歳のとき、幼なじみにさそわれダンスチームに入隊しました。できたてホヤホヤの新設チーム。メンバーのほとんどが筆者の小学校の頃の友だち

リーダーは同い年の女の子。隣町の小学校出身でメンバーのほとんどがはじめまして。筆者の幼なじみと塾が一緒で知りあったらしい。性格は世話好きな肝っ玉かあちゃん

練習はとにかくスパルタ。

「水分補給は10秒!はい!いーーち!にーーー!」

こんな事もしばしば。おいおいおい、下手したら熱中症だ。でも、みんな踊ることが楽しくて楽しくてまったく苦になりませんでした

「「リーダーこぇ〜!」」

「あんた達!うっさい!」

こんなやり取りをしながら1日2時間。毎週2日。踊り狂う日々

特にハマっちゃったのは筆者で「リーダー!地元のこのイベント出たくね!?」とリーダーに交渉するほど。リーダーは「よっしゃ!でよー!」と二つ返事でOKしてくれていました

そのうち、地元のスポーツ団体の会議にリーダーが筆者を誘うようになり、いつの間にかサブリーダーに昇進。サブリーダーといってもリーダーの補助をするのみと言った感じ。とくに大きな仕事もないですし、チームが大好きだったので不満などは一切ありませんでした

踊っても踊っても足りなくて、練習が終わったあともちかくの公園にあつまり、仲間たちと踊りくるう。ダンスジャンキーライフ

そんな夢のような日々が一年たった頃。いつものようにリーダーとスポーツ団体の会議に出席。他県でおこなわれる少し大きなイベントに参加することになりました

気合が入ったのかリーダーは「今年は曲から振り付けまですべてオリジナルで作ろう!」と提案。「えっ?いままで俺らが踊ってたのってオリジナルじゃなかったの?」と幼なじみたちとキョトーーンとなりました。「あんた達、ホントなにも知らないのね…」とリーダーは頭をかかえ笑っていました

イベントは他県からいろんなチームが出場する『賞あり』のもの。出場チームは30ほど。花火大会などの次におおきな規模のものでした。ですが、自分たちは賞など取れるはずもないと思っていましたし、そもそも賞自体に興味がなく。いつものように楽しみながら日々を過ごしていました

イベント当日。「うおおおお!楽しいいい!!どやぁぁぁぁー!」

もうホント勢いだけだったと思います。むさっくるしっ

イベントの終盤。いよいよ準大賞、大賞の発表。結果は…

とうぜん入賞ならず。当たり前だよなぁ〜。ハッハッハッとみんなで談笑。「よっしゃ!帰ろうかね〜」とリーダーがみんなに声をかけたときでした

「ここで急遽、審査員特別賞の発表です!審査員たちがどうしてもこの子たちに賞を!とのことで今作りました!さて!審査員のハートを掴んだそのチームとは!!」

我が耳を疑いました

筆者たちのチーム。まさかの審査員特別賞受賞。

自分たちがドラマの主人公になったかのようにわきました。泣きだすリーダー。「リーダーおおげさやろ!俺ら別に努力したわけでもねぇし!」みんなでゲラゲラと笑いながらリーダーの小さな小さな肩をバシバシとたたいていました

ステージにあがり、賞状をうけとるリーダー

賞なんてカンケーない。そう思ってはいてもやはりくるものがあり。賞状をかかげるリーダーを見て涙腺が刺激されたのを覚えています

ですが、その賞状がチーム崩壊への招待状だったとは、このときの筆者たちは知るよしもありませんでした

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イベントが終わり、さて次はどのイベントに出ようかねぇ。と探していたおり、リーダーが地元最大のイベントにでようと提案。それは花火大会と合同でおこなわれる、とてつもなく大きなイベントでした

踊れるならどこでもいい。みんな「出よう!」と即決。「また入賞したりしてな!」「うちらなら行ける!」と冗談まじりに話していました

イベント当日。「うおおおお!楽しいいいい!どやぁぁぁぁー!」

もう本当ノリだけだったと思います。あつっくるしっ

結果。大賞。

大賞。大賞でした

100ちかくにのぼる参加チームの中の、大賞でした

その時の記憶はあいまいです。ただ、リーダーが立てなくなるほど泣いていることだけうっすらと…

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あれは夢だったのではないか。夢なら覚めてしまわないように、と受けとった賞状をコピー。メンバーひとりひとりに配布。「あぁ、夢じゃないんだな」賞状を見るたびに実感

でも俺らは賞が欲しくてやってるんじゃねぇ。さぁ、今日も楽しく元気に踊り狂いますかね!

いつものように練習にはげむ筆者たち。

しかし、違和感を感じました

「ここ!もっとこう!」

「あんた達!次のイベントまで時間ないよ!」

リーダーの指導がはげしくなったのです。元からスパルタではありました。でも、なんというのか。余裕がない

口をついて出るのはイベント、イベント、イベント。賞、賞、賞…。

そればかりになっていました

変わったのはリーダーだけではなく、チームの環境も。

「ここに憧れてきました!よろしくお願いします!」

そういう子がチラホラと出はじめたのです。

なんだか変な感じでした。

筆者や幼なじみにとってこの場は遊びの延長で、ただただ楽しいからやっていただけなのに。そうとも言ってられない

スポーツ団体の会議に出席し、筆者とリーダーの意見が食いちがうことも増えてきました。

「リーダー、このイベント去年楽しかったし、今年も出ようよ」「もう少しおおきなのに出たくない!?ほら!これとか!」

方向性のちがいが出てきている。そう思わざるを得ませんでした

「なんだか最近おかしくね?」

その空気はメンバー全員にわたり「俺らは趣味の延長でやってるだけ」派と「どうせならとことんリーダーについていこう」派にガッツリ分かれてしまいました

筆者はもちろん趣味の延長派。みんなで楽しくやりてぇ。それだけでした

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イベントに参加していくうち、他のチームの方とお話する機会が増えてきました

「おおー!あのチームの!」「最近めっちゃいい感じやないか」

知らない人から声をかけられることもしばしば

その中で気になることをいう人が…

「ねぇ、君のとこのチームってさ。(リーダー)ちゃんが作ったんだよね?」

「そうですね、リーダーが作って俺らが集まった感じです」

「ふぅ〜ん、あの子、もともとうちのチームに居たんだけど周りとソリが合わなくてさ。自分でチーム立ち上げるんだって出て行っちゃったのよね」

「えっ…」

そう言われて見ると、なぜ隣町のリーダーがわざわざ筆者たちの地元でチームを作ったんだろう。なぜ、メンバーのほとんどにリーダーの知りあいが居ないんだろう。長年気づかなかった疑問がフッとわきでて、そして、同時に理解へとつながっていく。不思議な感覚でした

そしてもう一人

「おう、お前ら、最近調子いいやん」

声をかけてきたのはスポーツ団体の重鎮のかた

「お前らんとこのリーダーにも言ったんだけどさ、賞を取るくらいになったんだからそれなりの自覚はもたないといけないよ!周りはお前らを見てるんだから!期待してるよ!」

このときは「ありがとうございます!」と返し、深く考えませんでしたが、リーダーがおかしくなったのはこれのせいだったと筆者は後に思い知らされるのです

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おおきなイベントで受賞し、他の場所でも「出れば獲る」飛ぶ鳥を落とすいきおいの筆者たちのチーム。しかし、内情はボロボロでした

本気でやっている人と、趣味の延長でやってる人。それらが派閥となりチーム内で気持ちのズレが生じていたのです

そのズレをおおきくしてしまったのは、情けないことにあのときイベントで言われた「リーダーがはみ出しものだった」という過去でした

筆者たちの「趣味の延長でやっている派」はリーダーの言うことに重みを感じることができず、コントロール不能。俺たちは好きにやるだけ。と、リーダーの言うことを真剣に聞かないときがあったのです

中にはリーダーへの不満が爆発し、あたまに血がのぼる人もいてかなり危険な状態。(確かにリーダーのやり方は気に入らないが、チームが離散するのはマズい)そう思い、筆者がリーダーへ「こういう意見がでている」と橋渡しをすることも

チームが終わりに近づくにつれ、リーダーは意見を聞けるような状態ではなくなっていき「またか!」「あっちゃんが周りを先導しているのではないか!」と泣きながら訴えることも多くなりました

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それが3年、4年と経ったおり。ついにリーダーがポキンと折れてしまいました

「どれだけ頑張っても思うようにいかない。過去を掘り返され、すこしのミスも許されず、そしてそのミスが新たな過去となって蓄積していく。もう疲れました」

チーム結成から6年ほど経った20代前半の秋。リーダー交代

小さな小さな背中でした

リーダーが辞任し、しばらくした後。リーダーの親族が筆者のうちに来客。「次のリーダーはあっちゃんにやって欲しい」と頭をさげられました

筆者は「俺がリーダー!?」というまぬけな優越感にひたりつつも、リアルが忙しいこともあり丁重にお断り。帰っていただくことに

そして、次のリーダーは自分よりも歳下の子へと決まりました

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新しいリーダーになり、新体制へ

しかし、イベントの仕入れから応募、曲や衣装の調達、振り付けの作成など、ほぼすべてをリーダーやその身内がやっていたため、勝手が掴みきれないままスタート

リーダーが辞める一年前からすこしずつ役割分担をし手伝ってはいましたが、なぜかリーダーのようには行きません

「こんなに大変だったのか…」

ちかくに居たはずなのに筆者もまったく知りませんでした。イベントが重なったときのメンバーの管理の大変さ。振り付けや楽曲制作などは他のメンバーがさばいているのにこの量…。リーダーはいったいどれほどの物を削って…

特に大変だったのは『外交』でした

賞を獲るときは不思議なもので、ポンポンポーンっと連続で獲ることがおおい。しかし、筆者たちはそれが「今年の出来がよかったから」とただそれだけでした

しかし…

審査員も人間です。そして、審査員がプロばかりとは限らない。その土地の重鎮であるズブの素人のことも多々あります

そんな人たちが参考にするのは…

あまり考えたくはありません…

それがすべてではないです。ですが、派手に動いているのに何もしなければどうなるか。など、独特の怖さがありました

リーダーがそこらへんをどうしていたのかはわかりません

相手を立て、そして、正しい部分は受け入れようとしていたのか?いまとなってはわかりません

筆者は、裏に触れてからメンバーに「恥ずかしくない行動をしなさい」と注意するようになっていました

賞を取るほど輝くチームは自分たちだけではなく「自分たちの地域や良くしてくださっている人たち」にまで影響がおよぶことを知ったからです。それが良い影響ばかりではないのが大問題でした。チームはいつの間にか自分たちだけのものではなかったのです

つらく、押しつぶされそうになったとき、リーダーの顔がチラつきます。怒って、自分に当たり散らすリーダー。「アレの日かな?しゃーないしゃーない」そんな風に流していた自分がなんともあわれでした

こんなことを数年も…。信じられない。しかも十代の女の子が…。壊れなかったほうがおかしい。リーダー、ごめん…

リーダーが辞めて一年ほど経ったころ。新しいリーダーは幽霊部員と化していました。

「仕事が忙しいので、ごめんなさい」

確かに新しいリーダーはかなり大手の会社に就職。ですが、逃げたのは誰の目から見てもあきらかでした。極めつけは「練習の日にリーダーが恋人とでかけるのを見てしまった」というメンバーからのリーク。新しいリーダーは特徴的な車に乗っており、簡単にバレてしまったのです。「なぜその車で行動してしまったのか…」と筆者は頭をかかえました

下から上がってくる不満。限界でした。筆者は「自分が緊急措置的に代理のリーダーになる」と告げ、やるだけのことはやろうと決意しました

しかし、どこへ行っても『リーダーを出せ』『リーダーは出せ』周りからも下からも…すり減る神経

いっそリーダーを代わったほうが良かったのか。しかし、それだと周りに「うちはいまボロボロです」と告知するようなものでした。リーダーとは組織の顔。顔がそう何度もすげかわるのは危険…。当時の自分でも簡単にわかる理屈でした。それでもいいから建て直すべきだったんでしょうが…。若い自分は目先の見てくれを選んでしまいました

ボロボロと空中分解をはじめるチーム。リアルを削って最後まで支えてくれる人もいました。ですが「もうあの日のように楽しむことができない。ただ踊りたいだけなのに…ごめん、ごめん」と泣きながら電話や深夜のファミレスで脱退を告げるメンバーがひとり、またひとり…

チームは維持が不可能となり、解散を余儀なくされました

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リーダーとは奴隷

頑張るのが当たり前

空気を壊さないのが当たり前

仕事をこなすのが当たり前

ミスをしないのが当たり前

いつの間にか抱える誇りと責任

後ろ指をさされても、その人物を愛し、距離を保ち、守らなければならない

つらく当たり、後悔することもあり、そして、その過去は絶対に消えない。消えてくれない

本当はそうじゃないのかも知れないし、誰もそんなこと思ってないのかも知れない。

それでも、状況が「そうだ」と決める時がある。

人がなるモノなのに、人の手をはなれた場所にある。そんな危険なモノなのだと、深く深く理解しました

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わかった上で、クラクラでクランを立ち上げた筆者

理由は過去のブログに書いたとおり。バカですね

後悔することは良くあります。が

筆者はメンバーに恵まれたこと、そして、後悔よりもおおい『楽しい』『うれしい』があるからまだここに居ることができます

これがリーダーの絶対的なカタチというわけではなく、のほほ〜んまったりでも対戦はガチでつえぇ!みたいなクラン様もきっとあるとは思います

カッコいいですよね

そう見えてるだけで水面下ではバタ足なのかも知れませんが…。それを感じさせない組織はカッコいいです。まちがいなく

これからリーダーになる方の参考になれば幸いです

そして、いまの組織に不満がある方も心の隅に置いてくださると助かります。他のクラン様はライバルではありますがなんとなく

むやみやたらに不満を抱き、やめることがなくなってくださると筆者の気持ち的に助かります。さて、だいぶしんみりしてしまいましたがァ!

うおおおおお!とにかく楽しめぇぇぇえええい!どやぁぁぁぁー!!!

いまさらだけどなんやねんこの画像

それでは、今日も実りある日になりますよう!!

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