サンタは生憎不在にしています(良子編) | なくなぐ | クラクラ

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NN20

ここまでの”泣くなぐ”一気読み

 

良子は便秘だった。

最後にしたのは4日前か。
確かにこの男が告白してくれたことは嬉しかったが、今はとにかくそれどころでは無い。

きたのだ。 4日ぶりの便意が!!

なのにこの男ときたら嬉しそうに「同じ方向ですね〜」と付いてくる。
いや、嬉しいんですけどもそれじゃあトイレに行けないんです!!

まずは何とか最速でトイレに駆け込まなければ。
このチャンスを逃せば次はいつ便意が来るのかわからない。

乗るぜ!このビックウェーブ(便意)に!

「手をつないでもいいですか?」

「嫌です(気をぬくと屁が出ます^_^)」

しかし手を握った方が緊張してお尻閉まるかな?と思いなおし手を握った。

(あ、暖かい) 確かにお尻も何ですけれども、それ以上に心が暖かかった。

哲夫といるその時は、良子は確かに便意をから解放されていたのだ。
夢のような時間の後には地獄の始まりの終わり。
駅から徒歩5分が、良子には長く長く感じられた。

何でこんな時に限ってトイレ混んでんだよ!!!
やっとの思いで部屋に着いた。

 

靴を脱ぐのもせずに、良子はトイレに駆け込む。

蓋は確実に開ける!!

以前あわてて蓋の上にしたことがあった。

 

思い出しただけで死にたくなる。

生暖っけえものが…オレの尻の奥から…血かッ!血が出てんのか!?

うそだ…そんなバカなッ!
何か尖がっているモノが、オレの尻の後ろに… なかなかにしぶとい。
もう一踏ん張りだ。

良子は気合を入れ直す。

ブチまけなあああがががが。

地面にブチまけてやるッ!

チクショォォォォー、ブチまけてやるーッ、ブチまけてやるッ!
脳汁ーッ、チクジョオーーーー、 蟻がタカレ! 
蝿がタカレ、チクショォォーーッ。

止まない雨は無い。

明けない夜は無い。

出ない、うんこも無いのだ。

こんなに安らかに、こんなにも穏やかに、良子はクラクラを起動したことはなかった。

「えっと、猫ふんじゃったっと」 良子は哲夫のクランを見つけた。
そして参加希望を申請する。

「止まない雨は無い、明けない夜もない。猫の糞もきっと出ます。」

なかなか承認されないので、良子は哲夫に電話してみる。

プルルルルルル
「あ、哲夫さん?良子です。今日はありがとうございました(痴漢誤認にありがとうもないかテヘ)。
いま哲夫さんのクランに申請しました。猫踏んじゃったで合ってますよね?」

「ああ、私です。ハイ、今から起動しようと思ってました。
そうです、猫踏んじゃったです。あ、いま申請きました。”yoshiko”ですね。はい、承認しました。みんなにはリーダーの私からロビで紹介しています。」

哲夫と良子と木村くんのドラマはまだ始まったばかり。
今後ロマンんがTwitterで「あ!哲夫さんちーっす!」と声をかけられるかどうかは、今はまだ誰もわからない。

QuwrofQuwrof

Quwrof

右投げ右打ちのサイドスロー中継ぎ投手。

座右の銘は「人のにぎったオニギリは味わわない」
とにかく早々に口腔を通過することに専念する。

クリプロのコンダクターでいて、LinkJPクラングループのリーダー。

特技は、活きたイカを殺すこと。
2本の指で確実に仕留める、イカ最大にして最強の敵。

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